メンバー

藤井 康輔 (B3)

Kosuke Fujii

⑴    感情研究における概念の重要性を研究している。急速に読書離れや、文字を書くという行為、言葉に触れるという体験が少なくなる中で、言葉や概念の重要性は何なのか、感情経験や知覚、認知の中で言葉や概念がどのような機能を果たしており、そして失うとどういう支障があるのか、感情心理学の立場からアプローチしたい。「言葉」に限らず「シンボル」「スタンプ」など日常で特に使われている概念から、学問分野で使用されるような専門用語にまで範囲を広げて、そういった様々な概念が人間の経験にどのような役割を果たしているのか解明したいと考えている。

 また、社会集団によって情動粒度の差があるのではと考えており、特定の職種によって言葉や概念をよく深く細かく使用している集団(例えば、小説家や芸術家など)や、言葉や概念の地域性や社会集団別での差異(例えば、小説家や芸術家など)があると思うが、一般的な人とどのぐらいの情動粒度の差があり(またはなく)、ストレス耐性が集団間で差があるのかについて取り組んでいきたい。


⑵    創造性と情動粒度と感受性の研究

Barrett(2017)のemotional granularityの知見の元、私は創造力がある人は情動粒度が細かく、感情に限らず物事に対する感受性が優れていると考えている。また、創造力がどのように実際にその仮説が正しいのか検証したい。


⑶    感情検出の個別化について

昨今、生体情報を利用したストレス状況の検知、特定の情動または感情の検知についての話題がありますが、生体情報の個別化収集分析による検知の可能性について考えていきたい。また、こうしたデバイスやアプリによる生体情報を用いた、感情検出の危険性や問題点、その解決策について取り組んでいきたい。