研究室紹介

感情神経科学研究室のご紹介

 嬉しい、悲しい、腹立たしい、といった感情は、仕事をしているときでも、誰かとコミュニケーションをしているときでも、あるいは一人で考え事をしている時でも、経験することができます。目の前にある状況や、将来の予測、あるいは過去の回想、そして現実感のない空想に対してさえも、私たちは心を揺さぶられ、その感覚を感情として理解しています。


 当研究室では、感情を心と脳と身体の関係性の上に成り立つものと考え、そのメカニズムを研究しています。感情はどのようにして意識されるのか、その過程は心と脳、そして身体にどのように支えられているのか、という問題を実験心理学、生理心理学の手法に加え、認知神経科学や神経心理学の手法も取り入れながら考えています。


慶應義塾大学 文学部 心理学専攻 感情神経科学研究室 寺澤悠理